エンツォ・フェラーリの凄味は、簡潔なまでのデザインではなかろうか。これだけ大胆なフォルム、幾何学的なラインを
複雑に絡ませながらも、視覚的にはきわめてポピュラー。ENZOをモチーフにした模型・RC・トイなどを見比べてみても、
どの製品も実車のボディーラインが忠実に再現されていることに驚く(あのマテルですら忠実なのだから間違いない)。
これはピタゴラスの定理を例に挙げるまでもなく、完璧なものほどシンプルで美しく分かりやすいという理(ことわり)を
想起させるほどの完成度に達している。実際、デザインしたのはイタリア人でも白人でもなく日本人である。ヨーロッパ
文化を象徴する存在のフェラーリ、それも創業者の名を冠するフラッグシップモデル開発の中核に日本人が起用された
という事実は、原案の突出した革新性を証明している。名門ピニンファリーナに君臨した元チーフデザイナー奥山清行。
彼の類稀なる創造力に想いを馳せながら、BBRの1/43モデルをじっくりと眺めてみるのも一興かもしれない。
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