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DREAM THEATER
Falling Into Infinity |
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DREAM THEATER
The Astonishing |
前フルアルバム「Awake」に次ぐクリアな音質。そして壮大な空間に投影される仕掛けの数々や、バンド史上で空前のグルーヴ感を誇る本作こそ、オリオラスで聴くために存在する音源であると断言させてください。オープニングからエンディングの大作までタメ息が漏れるほど見事にフィットしますが、特に「Lines
in the Sand」とのドンズバぶりはまさに異次元の域。もう笑いが止まりません。そのあまりの緻密さと躍動感に、ただひたすらに平伏するのみです。 |
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オリオラスは空間表現力に優れ、美旋律を淀みなく再生でき、マルチBA搭載型としては歪みにくいイヤホンです。そのためオーケストレーションにより空間性が高く、清らかな美旋律とアグレッシヴなメタルサウンドを内包した「The
Astonishing」は、オリオラスの長所をすべて引き出してくれる作品といえるでしょう。前作から圧倒的に向上した高音質も嬉しい限り。作品の内容・音質のクオリティともに、これがドリームシアターの(2016年現在の)最新作です。 |
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SYMPHONY X
Under World |
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TONY MACALPINE
Concrete Gardens |
怒涛のサウンド、緻密なディテール、壮麗なるドラマが、圧倒的な情報量を帯びて押し寄せる会心作。そのド級のサウンドさえもクリアに再現してしまうオリオラスの底力に、感服させられました。僕はシンフォニーXのメンバーに、訴えかけてしまいたい気分ですよ。「このイヤホンで鳴らした音こそが、あなた方の音ですよ」と。でもジェイソンは興奮のあまり心臓発作を再び起こしかねないので、他の3人だけにしようっと…などと阿呆な妄想を抱いてしまいました。 |
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トニー・マカパイン史上で最強のヘヴィネスを誇る作品だけに、イヤホン選びを間違うと「音が割れる」「音が刺さる」「音が濁って聴こえる」などの諸症状に苛まれることでしょう。逆にクリアに再生できるイヤホンがあれば、破壊的なヘヴィサウンドに秘められた緻密な音作りと、そのアレンジの素晴らしさを発見できるばかりか、最高峰のマスタリングが施されていることも実感するはずです。本作を心行くまで楽しむための処方箋は、オリオラスに決まりです。 |
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EPICA
The Quantum Enigma |
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ROYAL HUNT
The Mission |
開始3秒で、これはスゲ――――っ!凡百のシンフォニック・メタルバンドを木っ端微塵に粉砕するビッグバン級の破壊力に、作品の序盤から畏怖させられる怪物作品です。とにかくスケールの大きさがハンパじゃない!音圧も凄い!ただ綺麗な音がするだけのイヤホンでは、その桁外れのエネルギーを1%も伝えることはできません。もしオリオラスを所持していながら本作を未聴なのであれば、もはや罪。これ以上、大罪を犯さぬためにも、お祓い代わりにぜひどうぞ。 |
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アルバムの発表からすでに15年以上の年月が経過しているにも関わらず、その音質のクオリティは未だに最高水準にあるといっても過言ではありません。懐の広いスケール感と、縦横無尽に散りばめられた音の洪水に酔いしれること間違いなしです。ただしギターサウンドやSEがかなりトレブリーなので、イヤホンによっては耳に刺さるように聴こえてしまったり、音自体が壊れてしまうかもしれません。でも、オリオラスなら、そんな心配はほとんど無用です。 |
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ANTENA
L' Alphabet Du Plaisir |
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U2
The Unforgettable Fire |
フランス語でボソボソと歌っているところは、ヴォーカルに近づいて聴きとりやすく…。逆に声を開放して高らかに歌い上げているところは、少し引いた位置で心地よく聴けるように…。オリオラスというイヤホンは、ヴォーカルとの距離感が絶妙に設定されたイヤホンだと思います。ボサノバ調からジャズ調まで守備範囲の広いイザベル・アンテナの、それも多彩な楽曲が収められているベスト盤だからこそ、オリオラスのオールラウンダーぶりがいかんなく発揮されます。 |
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1984年のロック作品だけに、どのイヤホンで聴いても音質はイマイチ…というか正直キビしいです。しかし本作は中世に造られた城にマイクを設置して、そこで演奏した音を収録して仕上げた作品です。城の隅々に音が響き渡ることから生じる天然のリバーブ効果と、ギタリストのジ・エッジのディレイ・ワークが入り乱れた幻想的な音世界は、空間表現力に優れたオリオラスで聴くとアドレナリン全開!タイトルチューンの「焔」に、魂までも震わされました。 |
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DEBORAH HENSON-CONANT
Talking Hands |
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PAULINHO DA COSTA
Breakdown |
このデボラ・ヘンソン・コナンや、ロベルト・ペリーラの作品を聴くにつれ、ハープを主体としたジャズ作品とオリオラスは物凄く相性がいいようです。ハープ特有の煌びやかさを前面に押し出しながらも、耳にキンキンとくるような不快感は皆無。高音域が本当にピュアなイヤホンです。ベースがブリブリと唸る楽曲も多いので、ますますオリオラスの独壇場。すでに20年以上も前の作品ですが、オープニングの「Into
the Light」からして素晴らしい名曲です。 |
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オリオラスが何よりも素晴らしいと思うのは、打楽器の音がとにかく心地よく聴こえることです。ドラムスの音抜けばよいのはもちろん、パーカッションの音は本当に凄いですよ。ここまで生き生きとした音でパーカッションを鳴らせることのできるイヤホンには、滅多にお目にかかれません。ヴォーカルも男性・女性の声とも大変に聴こえやすく、骨太なベースにもグッとくる!つまりパウリーニョ・ダ・コスタの作品を聴くのに、最高のイヤホンだということです。 |
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RICHARD BURMER
Across the View |
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GIDON KREMER
J.S.Bach BWV 1041 1042 1043 1060 |
リチャード・バーマーの「Across the View」といえば、長くJ-WAVEを愛聴されている方には説明不要の隠れた名曲です。放送の節目に必ず流れるアイコン的な存在で、壮大な幻想世界に心を洗われるかのよう。音場の自然なイヤホンを使うのがベストです。オリオラスで聴けば己の意識は肉体を離れ、浄土世界にトリップ。フルアルバムは「Magellan」「Walking
the Icons」といった珠玉の楽曲の宝庫なので、リマスター音源で配信されることを切に望みます。 |
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ギドン・クレーメルのヴァイオリンの音色は、鋭利で線が細いようにいわれてしまうことがありますが、オリオラスで聴くと圧倒的な音の美しさに唖然。冒頭の第一番(Allegro)からウットリと聴き惚れてしまいました。クレーメル独自の倍音の豊かさをオリオラスが上手く引き出してくれるためか、鋭利なだけではない「深み」すらも感じさせてくれる。本作はオーケストラの演奏も素晴らしい上に、録音状態がとてもいいので、最後まで安心して心地よく楽しめます。 |