純度1000%!混じり気なし!Labkable 「匠」


 



あなたのイヤホンの音質をそのままグレードアップします。

高音域から低音域まで、まんべんなく高品位にしてくれるケーブルです。

特定の音域を強調するケーブルではありません。

「高音域をキラキラさせたい」とか「中音域をパワフルにしたい」とか「低音域をドカスカ鳴らしたい」という、ピンポイントな要望にはまったくの不向き。

イヤホンのキャラを変えずに、音質だけをアップさせたい…という正統派な要望にドンズバです。それになんといっても「匠」の素晴らしいところといえば…

音がバタバタしない!乱れない!

これは「匠」だけで聴いているとあまり気付かないことですが、並みのケーブルに交換して聴くと違いがよくわかる。フツーのケーブルって、こんなに音が乱れてしまうのか…とビックリしちゃうくらいに。

さらに「匠」の特筆すべき利点として…

音のコントラストがしっかりしていることが挙げられます。

まるで深い黒色を表現できるテレビみたいに。

深い黒色が描写できるテレビほど、他の色がクッキリ・ハッキリと見えるじゃないですか。それと同じで、音のメリハリ感がハンパじゃないですよ。細かい音のニュアンスが、手に取るようにわかります。




おそらく銅線と銀線のハイブリッドであろう8芯線は、まるでガラガラ蛇やアナコンダを連想させる毒々しいルックスに。編み方がとても丁寧でキレイなので、見た目のゴツさとは裏腹にしなやかです。 フィット感はほぼ完璧です。耳にビターッとホールドされるので、8芯線の重量を見た目ほどには感じさせません(あくまでも見た目ほどには、ですよ)。取り回しに関してはそれほど悪くない…かな。



3.5mmの4極仕様で注文した場合はHICON製の太いプラグがセットされてきますが、標準の3.5mm・3極仕様で注文した場合はVIABLUE製のスタイリッシュなプラグが標準装備されるそうです。 桐製の化粧箱に、携帯用のポーチと、ギャランティカードが付属します。サウンドとは一切関係のないファクターではありますが、予想外にヤル気のあるパッケージングに、ちょっとビックリしました。





とにかく基礎体力の塊のようなケーブルです。

エネルギッシュな音から、繊細な音まで、鼻歌混じりでラクラク鳴らしているような印象。息切れ感など微塵もありません。良い意味で「体力バカ」なものだから…

地に足の着いた、ドッシリとした重厚サウンド。


…がドドーンと押し寄せてきます。どんな音を鳴らしても、恐ろしいくらいに安定する。

きっとダメ押しの一手となるケーブルになることでしょう。

純度1000%!混じり気なしです。

ひとつ欲を言えば、もう少し高音域に刺激があっても、罰は当たらないかな〜と思います。あまりにも安定感が高すぎると、逆に「癖がほしい」「刺激がほしい」と願ってしまうのも人間のサガ。

野球のピッチャーに「匠」を例えるなら、剛速球が投げれる割には奪三振に固執せず、制球重視で与四球が少ないため、クオリティスタート率が高く、いつも長いイニングを投げてくれる大黒柱のイメージです。

これはこれで本当に尊いことだとは思うのですが…

たまにはノーラン・ライアンの投球も見たい!

与四球や暴投があってもいいから奪三振ショーも楽しみたい!

…とも思ってしまう。完成度が高すぎるからこその悩みです。もちろんこれは重箱の隅をつつくレベルでの話であって、「匠」が素晴らしいケーブルであることに変わりはありません。

あ、エージングはほぼ不要ですよ。

新品でも良い音がするなーと思っていたら、メーカーでエージングを済ませてから出荷しているとのこと。
ちなみにこのLabkable、小規模の香港メーカーだけあって、フットワークが軽くて便利です。

通常は長さ120cmの仕様ですが、本件では160cmにして作ってくれました。プラグ類も2.5mmのバランスはもちろん、3.5mmの3極または4極のオーダーにも対応。納期も約一週間と早かった!素晴らしい!

それにしても各社のケーブル、デフォで長さ120cmは短すぎるよ〜!
プレイヤーを手提げ鞄に入れて携帯する身としては、あと10cmでいいから長くしてほしい…。



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