中華街の激辛麻婆を、横浜駅エリアで堪能できる京華樓


 
ややマイルドに感じる日もあれば、辛いときはとことん辛い!その日によって辛さに若干のバラつきがあるのはご愛嬌。
攻撃的に辛い日は本当にアグレッシヴ!食べ終えて20分くらいが経過しても、辛さが口の中に残るほど容赦なし!


横浜の文化の中心は関内、次いで石川町と桜木町。横浜駅の周辺には文化的な趣きが微塵もありません。どこにでもあるチェーン店ばかりの街並みは無個性そのもの。横浜らしい飲食店すらほとんど皆無です。永遠に続く工事で景観が悪いままの横浜駅構内といい、文明開化の街・横浜の玄関口と呼ぶにはあまりにも寂しい限りです。

そういう意味でも、中華街の京華樓(きょうかろう)が進出してきたのは画期的。横浜駅周辺で数少ない「横浜らしいテイストの飲食店」といえると思います。自慢の一品はなんといってもパンチ力が満点の陳麻婆豆腐。横浜中華街でも「福満園」「景徳鎮」と並び称される辛口の陳麻婆豆腐を、この横浜駅周辺エリアで堪能することができます。

その破壊力は言わずもがな。まさに激辛中の激辛です。そうとは知らずに注文し、あまりの辛さに「どうしよう…」と途方に暮れている方も見かけるほど。仕事で四川省に赴任していたらしきご年配の方が「現地の麻婆豆腐もここまで辛くなかったよ」と驚いていたくらいなので、やっぱり本当に辛いんだなーと改めて実感しました。

それになんといっても、ただ辛いだけではないんです。激辛の中にも奥行きのある深い味わいがやみつきの秘訣。唐辛子本来の辛さを活かした「辣味」や、舌が痺れる「麻」といった陳麻婆豆腐の基本的な味わいに加え、酸味などの旨味が複雑に絡んでくる。少しだけすくって舐めてみれば、辛さ以外のさまざまな味わいが凝縮されていることがよくわかります。


 
 激辛の麻婆豆腐は当然、ご飯との相性が最高!豪快に盛って食べるのが幸せだなぁ〜。


 
 ランチの定食メニューにはご飯(おかわり無料)、ザーサイ、スープ、クリーミーな杏仁豆腐がセット。


ちなみに中華街の本店と同じ味ではありません。本店の陳麻婆豆腐は舌が痺れる「麻」が強調され、後から辛さがジンワリとくるタイプですが、横浜鶴屋町CRANE店(横浜店)では唐辛子の風味が全開。食べた瞬間から激辛です。女将さん曰く、唐辛子の使い方が違うのだそうな。理屈的には本店の調理法のほうが辛くなるみたいですが、僕はこちらのほうが辛いと思います。

しかも驚くべきことに、わずか700円のランチメニューで楽しめるのだから凄い!普通、このような看板料理は、ランチメニューに出されないものですよ。中華街でも、昼はエビチリや甘口の麻婆豆腐といった”ありきたりなメニュー”を出す店が多数派(それだと正直、中華街まで行く意味が無いですね…)。そういう意味でも、京華樓は太っ腹なわけです。

それに大皿メニューばかりの中華街と違い、こちらのお店は普通のレギュラーサイズが主体。少人数でも色々な種類の料理を注文することができます。ビジネスマンやカップルの多い横浜駅周辺…という立地に即したメニュー構成ではないでしょうか。陳麻婆豆腐は夜でもレギュラーサイズで900円と、注文しやすい価格とサイズです。

とにかく横浜駅の周辺で、パワフルな四川料理を食べたい方にはイチ推し。昼でもグランドメニューが注文できるのは嬉しいですね。あの刀削麺ですらランチで700円と、コストパフォーマンスの高さはピカ一。中華街にある本店以上に充実しているので、横浜に来たら一度は寄ってみては?僕は週に一度はこちらの陳麻婆豆腐を食べないと、気が済みません。

京華樓・横浜鶴屋町CRANE店はこちら


 
たくさんはムリ…だけど食べてみたい方のために…このお試し企画は素晴らしいと思います。


 
 もうひとつの名物料理が刀削麺で、こちらも700円のランチメニューでOK。任意でご飯を無料サービス。


     
明るくモダンな店内なのでデートにもぴったり!   横浜駅の西北口から徒歩1〜2分の好立地。

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