LOUIS-GARNEAU FIVE “MANGO”





  ―ルイガノの劇レアバイク―

こんなLOUIS-GARNEAUは、まずお目に掛かれません。ネット上で検索しても、他に引っ掛かることはありません。ルイガノの限定カラー「MANGO」の中でも、2004年に少量販売されたものは出血大サービスのスペシャルカラー。目にも鮮やかなオレンジに、ブラシ塗装を駆使したレッドのグラデーションが入った豪華仕様です。そのため当時の納期は、なんと約半年間!国内企画でフットワークが軽いことで知られるルイガノ・ブランドでありながら、異例ともいえる受注生産モデルでした。

そんな諸事情もあり、姉さんにとっては溺愛の的。元々ついていたパーツが老朽化しても、新しいバイクに買い換えようとは思わなかったそうです。安全性や耐久性に関わるパーツを信頼性の高いものに交換して、末永く乗り続けるための態勢は万端。ROCKSHOXのフォークや、イーストンのハンドル周り、トムソンのシートポストが奢られていたりと、購入時よりもオーバースペック。アクセサリーの一部をレッドにして差し色にするなど、フレームカラーに合わせたコーディネートも見事です。

ホイールや駆動関連を除けば、元々からついていたパーツは見当たりません。人一倍の愛着があるからこそ、姉さんの中には「対費用効果」などというヤボな考えは微塵もないようです。コストが云々などとケチくさいことを考えずに、愛着のあるものを末永く乗っていたのだそうな。フレームの寿命が近づくまでは乗るでしょうね。たしかにここまでド派手なルイガノは珍しいし、本当に美しい。一昔前のコルナゴのアートデコのような存在感なので、溺愛したくなるのも無理もありません。
RST製フォーク。絞り気味のトラベル量でかなりタイト。




職人芸のブラシ塗装に容赦のない傷がワイルドぉ〜!







フレーム:LGS 6061 ALUMINUM メインコンポーネント:SHIMANO ALTAS/ACERA
フォーク:ROCKSHOX XC28(ALUMINUM TUBE) クランク:TRUVATIV
ハンドル:EASTON EA50 RISER-BAR チェーン:KMC Z8RB
ステム:EASTON EA50 ROAD-STEM Vブレーキ:SHIMANO DEORE BR-T610
サドル:TIOGA ACENTIA FOLTIS ホイールリム:ALEXRIMS X202
シートポスト:THOMSON ELITE クイックレリーズ:TIOGA CURVED QUICK
ペダル:WELLGO  タイヤ:AKI WORLD CITY TIRE

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